やみーちゃんのたわごと

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【バチェラーデート】ニベア太郎

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@表参道

 

会う前日にチャットが来ていた。待ち合わせを1時間遅らせてもいいでしょうか?お店は予約しますと。

 

 

 

前日に調整してくれるの最高!ノープロブレム!予約ありがとう!ということで

 

 


表参道の人混みの中、分かりやすい建物を指定し、迷いなく合流に成功。背が高くガタイがよく、小麦肌で男らしい、女の子に慣れている空気の男の子!年は変わらないのに、(((ダンディ)))というカタカナが脳内を旋回していた。そういう第一印象でした。

 

 

 

 

 

簡単に自己紹介をしつつ、若者たちが列を成すカフェに到着。彼らを横目にテーブルに誘導される。

 


この直後よ。何が起きたと思う?

 

 

 


「あ、時間合わせてくれてありがとう。これお礼ね。」と言われ、彼のポケットから何かがでてきた。


そう、まさかのまさか

 

 

 

 

ニベアのハンドクリームでした。(青いチューブ50g)

 

 

 

 

(。。)?

 

 

(゜゜)??

 


(。。)???

 

 


差し出されたそれをみて、「え??え?くれるの?全然いいのに〜、、!(?)びっくりしてる(笑)」といいつつ、どうしていいかわからず、
もらった名刺をすぐ鞄にしまってはいけないのと同じような感じでなんとなくそばに立てていた。

 

 

「使っていいよ。ちゃんと新品だから。あとカバンにしまっくれていいからハハハ」と言われた。

 

あの、、なんというか、まず初対面の人に出合い頭モノをあげるという感覚が私にはなかった。なんと言ってもニベアクリームという独特なチョイス。

 

 

いやみんなニベア好きよ?私も持ってるもん。嫌いな人少ないよ?でもここで登場する?いきなり?一部女子にはこれ刺さるん?例えばスタバ一杯おごるとかじゃなく、モノなん?モノというのがポイントなん?時間ずらしたら毎回ニベア登場するん?ほんでなんでニベアなん?このために調達したん?買いすぎたから気まぐれ?

 

 

疑問が5億個くらい沸き起こりながら、ちょうどささくれもあったので、その場でありがとお(  ᷇࿀ ᷆ )いうて、手に塗った。まさか人生でニベアクリームにまつわる不意打ちを食らうことがあるなんて思いもしなかった。さすがに面白すぎないか。一旦アールグレイ飲んで落ち着こう。そうしよう。

 

 


・・・まだなんの関係性もない人間からモノを与えられると引くのってなんでなんだろう。知り合いだったらあんなにハッピーなのに。そう思いながら紅茶にミルクを注ぎました。・・・

 

 

 

  • ロゴぱーーーーん!

 

一つ気づいたことがあった。

 


MARNIのバッグ、服、Diorのブレスレット、CANADA GOOSEのダウンなどなど、ブランド品に詳しいわけでもない私でもわかる、このブランドといえばこれ!ロゴぱーーーん!みたいなアイテムで身を固めていた。わっかりやすいブランド物が好きなご様子。

 

 

人は見かけで判断してはならぬ。でもこれまでの感覚と経験を総動員させると、分かりやすいブランド物で身を固めまくっている人は、自分じゃなく他人のものさしを頼って自分や周囲を評価するような言動が多い。私ができるだけ手放したい苦手な価値観。無意識にブランド固めの人を遠ざけてしまうのはこの違和感が根底にあるからかも。

 

 


とはいえ、明るくて、前向きで、気を遣わなくていい、コミュニケーションが楽しかった。ちょっと変な人にモテて困る話とか、同僚にモテて困る話とか、年上お姉さんにモテて困る話とかを挟むので、それが自己アピールということでよろしいか?という気持ちで聞いていたが、会話ははずんで時間がすぎるのもあっという間だった。

 

 

直感いいかも♡センサーは今の所、反応していないが、また会ってもう少し話せたらな〜というマインドでお店を出た。

 

 

 

 


そして最寄りまで歩いていたとき、事件が起こった!


私が長らく彼氏がいないことを伝えていたのだが、
いきなり、「じゃあ、恋愛の感覚を取り戻すために手繋ごっか〜!」と言って「っか〜!」のところでもう勝手に手を掴んでいた。

 


本日、第二回目の衝撃です。

 


え!やめてよ!!って手を離して空気が悪くなる展開でもいいかもと思ったけど、手を繋ぐことで本能的にいいかも♡この人♡スイッチが入る可能性を考え、受け入れてみた。

 

 

 

結果、無感情でした。

 

 

あ、駄目だこれ一ミリも価値ない手繋ぎだ。あーあ、好きな人と手を繋ぎたいなぁとおもいながら手を繋いでいました。ナニをしてるんだ私。

 

下世話な話だけど、家行きたいとかホテルとかって根底にある人間としての欲求が見え見えでわかりやすくてもう清清しい。脳内で猿が暴れることによって相手をあまり知らない段階でも、生き物として割と楽しめちゃう部類の行為だと思う。

 

 

でも、手を繋ぐとかハグとかは、もっと落ち着きと信頼で包まれたふんわりと温かいもので、心の底からその人のことが好きでないとしたいと思わない行為だと思う。愛くるしい!となって初めてしたくなるというか。そんな浅はかな気持ちではしたくならない。そういう意味でも、彼の距離感について行けなかった。

 

 

一方、隣のニベア太郎は「こんなに仲良くなれると思ってなかった!!!」とキラキラ目を輝かせていました。そうなんだ。仲良くなったんだ。私はそんなことないかな。

 

 


・・・この一件から私の中で彼は距離感バグ男となりました。・・・

 

 


帰宅後、電話がかかってきた。
次の遊ぶ日を抑え、お店を決める電話だった。
その後、「前にバチェラーで会った女の子が、すごいライン送ってくれるんだけど何考えてるかわからない。コミュニケーションが難しいんだよね〜」と言って、その子とのラインスクショを1枚送ってきた。女の子は明らかにバグ男のことが好きなんだなというのがわかるやりとりだった。

 

どうでも良いし興味ないんやが、、まず、女の子とのやりとりを私に公開する意味がわからない。女の子も可哀想。私も同じことされるのかな。ここでもう完全になし確定。

 

「私何考えてるかわからない人とは話さないかな。」とぶった切り、お風呂を理由に離脱。

 

 

あかん。これはあかんわ。

 


その後も毎日電話がかかってくる。無視。ご飯もキャンセルをお願いした。

時間が経って元気ー?系のラインが来ましたが消しました。

 

 


(おまけ)これを話した友達からのコメント

 

友達「うん。なしだね。ていうかニベア使って〜って(意訳)あとで手を繋ぐ予定なのでカサカサの手は勘弁。メンテよろしく。じゃない?絶対伏線回収してるじゃん。笑」

 

 

 

いや全然笑えない、恐怖。

 

 

 

 

 

(∩^o^)⊃━☆゚.*・。次回予告

 

 

 

「AIやレートにモヤモヤする人へ」デス!みてね!